宮島(しゃもじ)とは?
宮島(しゃもじ)は、炊き立てのご飯や酢飯を混ぜるための木製ヘラです。
寿司職人にとっては、シャリの温度と粒感を整える“繊細な指先の延長”ともいえる道具。
金属やプラスチックでは再現できない「空気を含ませながら混ぜる」感覚が、木製しゃもじ最大の魅力です。
宮島の歴史と背景
宮島の名は、広島県・厳島神社の門前町「宮島」に由来します。
江戸時代から続く伝統工芸で、一本一本が職人の手仕事によって削り出されてきました。
神聖な“お供えの道具”として生まれた宮島しゃもじは、今では寿司職人の必需品として世界に広まっています。
宮島の特徴
- 🥢 切るように混ぜる: ご飯を潰さず、粒を立たせながら酢を馴染ませる。
- 🌲 木の香り: 杉や桜材の香りが酢飯をまろやかに包む。
- 💧 水に強い: 使用前に濡らすことで、ご飯がくっつきにくくなる。
- 🪵 軽量設計: 手首への負担を軽減し、長時間の仕込みにも対応。



使い方の基本
1️⃣ 使用前に軽く水をつける(ご飯の付着防止)
2️⃣ 炊き立てご飯に寿司酢を回しかける
3️⃣ 宮島で“切るように”酢をなじませる(決して“混ぜない”)
4️⃣ 余分な水分を逃がすため、はんぎりに広げて冷ます
この“切る”動作こそが、シャリの粒感と光沢を生み出す秘密です。
選び方のポイント
– 材質: 檜・桜・竹など。軽くて香りが穏やかな桜材が人気。
– サイズ: 家庭用なら25〜27cm、業務用なら30cm以上がおすすめ。
– 形状: 平型は空気を含ませやすく、丸型はご飯をすくいやすい。
職人は使う手の大きさに合わせて、自分専用の一本を選びます。
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お手入れ方法
使用後はぬるま湯で洗い、自然乾燥させます。
洗剤は使用せず、木の香りと油分を保つのが長持ちのコツ。
時々、オリーブオイルを薄く塗って保湿すると割れにくくなります。
まとめ
宮島は、寿司職人の“手の延長”。
シャリを潰さずに混ぜることで、粒が立ち、酢の香りがやわらかく広がります。
あなたの台所にも一本、木のぬくもりと伝統の技を取り入れてみませんか?
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