包丁の切れ味と寿命を決めるのは、どんな包丁を買うかよりもどう研ぐかです。
寿司職人の世界では「砥石の使い分け」がすべて。
この記事では、荒砥・中砥・仕上げ砥・面直し・天然砥石の順に、研ぎの流れと考え方を解説します。
1. 研ぎの基本構成
包丁研ぎは、以下の5段階で成り立っています。 この順番を守ることで、刃の歪みや欠けを最小限に抑えられます。
- 🪨 荒砥: 刃の形を整える基礎の砥石
- 💧 中砥: 日常の研ぎに使う万能タイプ
- ✨ 仕上げ砥: 切れ味と光沢を生み出す最終砥石
- 🧱 面直し砥石: 砥石の平面を保つための補助
- 🌿 天然砥石: 職人が最後に辿り着く究極の砥ぎ
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2. 荒砥で形を整える
荒砥(あらと)は、包丁のベースをつくる工程。
欠けた刃や鈍ったエッジを整え、理想の角度に戻します。
削りすぎ注意。 荒砥は“刃を削る”というより“面を整える”意識で。
- 粒度:#220〜#400
- 使用頻度:月2回程度(欠け補修時のみ)
- おすすめ素材:セラミック/アルミナ系
3. 中砥で刃を立てる
中砥(なかと)は寿司職人の“日常の研ぎ”。
切れ味・光沢・耐久のバランスが取れ、最も出番の多い砥石です。 「押す・引く」ではなく「面で滑らせる」感覚を意識します。
- 粒度:#1000〜#3000
- 使用頻度:週1〜2回
- 研ぐ前に5分程度の吸水を忘れずに
4. 仕上げ砥で鏡面をつくる
仕上げ砥は、刃を「光で研ぐ」段階。
切れ味を整えるだけでなく、食材の繊維を潰さず切ることができるようになります。 寿司職人が刺身を引いたときの“吸い付くような切れ味”は、ここで生まれます。
- 粒度:#6000〜#12000
- 仕上げの角度は本番より1〜2度浅く
- 乾かす前に軽く布で水膜を拭う
5. 面直しと天然砥石での最終仕上げ
砥石は使うほど中央が凹みます。 これを放置すると、刃先が丸くなり寿命が短くなります。 面直し砥石で定期的に平面を維持し、最後に天然砥石で艶を整えるのが理想です。
天然砥石は硬さ・粒子・水分の吸収がすべて異なり、「相性」が命。
1本の包丁に合う砥石を見つけるのは、まさに職人の勘と経験の世界です。
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気になったタイミングで比較できるようにしておきましょう。
まとめ|砥石は包丁の“延命装置”
包丁の寿命を延ばす秘訣は、砥石を正しく使うこと。 たとえ高級包丁でも、研ぎ方ひとつで寿命が半分になることもあります。
逆に、正しい砥ぎ方を覚えれば「安い包丁でも10年使える」。 これこそが職人の研ぎの力です。
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